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石材について
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ベテラン職人の技術によって生み出される石材

加波山を中心として、茨城では古くから花崗岩が採石されてきました。鎌倉時代より、採掘された石材を使って、職人たちが灯篭、石仏、墓石、石工芸品などを製作してきた歴史がございます。また、明治期には、近代建築を支える石材として重宝されました。日本の風土に適した耐久性がある石材であるため、建立された墓石、石碑、建物は、しっかりとその姿を今に伝えております。

やさとみかげは茨城の加波山にて産出される御影石です。加波山は古くからの山岳信仰の地であるため、700以上もの礼拝地が存在しており、その一角で採掘されるためやさとみかげは神が宿る石とも言われています。加波山の東側にある石材採掘場は全長50m、高さ35mもあり約100万㎥の国内屈指の埋蔵量を誇ります。最新の機械ワイヤーソーを使って切り出していますが、機械だけの力では、高品質の石材は得られません。ベテラン職人の技術が加わってこそ、銘石が誕生します。熟練した30年以上の経験を持つ石材職人は、石目を見極め、サビや帯を考慮して巧みに除外して原石を切り出します。惜しみなく手間と情熱をかけることが、品質を高める秘訣です。光沢と色味の美しさ、耐久性、加工のしやすさなど、様々なポイントに照らし合わせても優れた石材と言えるのが、やさとみかげです。古くは鎌倉時代から利用され、明治期には日本の近代建築を支えてきた石でもあります。

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